AppSheetアプリの基本的な開発の流れ

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目次

データベースの準備

使用するデータを選択します。AppSheetプラットフォームでは、Googleスプレッドシート、 Excel、 SmartSheet、 SQLなどのデータソースから開始できます。スプレッドシートをデータベースとする場合、AppSheetがデータを理解できるように、一番上の行がヘッダー行(データの項目名)であることを確認して ください。

データベースの接続

AppSheetのアプリ一覧画面から開発を開始します。準備したデータベースをAppSheetに接続し、アプリ画面の初期設定を行います。サンプルはスプレッドシートをデータベースとした場合です。

  1. 上部にある「Quick start」をクリックします。
  2. 左端の「Start with your own data」を選択します。
  3. AppName(アプリ名)を入力します(アプリ名は英語のみ)。
  4. 今から作るCategoryを選択します。ここで選ぶカテゴリーは後で変更できますので適当に選んでください。
  5. 接続するデータ(準備したスプレッドシート)を選択します。
  6. 初期アプリが自動で生成されます。

データ項目の選択

AppSheetは1行目のデータをフィールド(項目名)として使用します。初期状態ではすべて文字列として取り扱っていることが多いので、各項目がどのような種類のデータかを設定する必要があります。

  1. エディタの左タブ「Data」をクリックします。
  2. 上部タブの「Column」を選択します。
  3. 接続されたデータベース(以降データテーブルといいます)をクリックし、列の一覧を表示します。
  4. TYPEと書かれた列のセレクトボックスから対応するデータ種類を選択します。

アプリのUI、UXの設定

UI:ユーザーインターフェース    UX:ユーザーエクスペリエンス

アプリの使用感を決めるUI/UXを設定します。画面下部のタブ数・位置や、データ一覧がどのように見えるかを設定できます。アプリの配色やロゴなども設定が可能です。

アクション、ワークフローを設定する

アプリの動きを設定します。アクションは画面中のアイコンを押したときの動作を、ワークフローはデータが登録されたときに自動で行うアクションを設定できます。例えばデータが登録された際に特定の相手にメールを自動送信する、プッシュ通知を行うといった動きも可能です。

  1. エディタの左タブ「Behavior」をクリックします。
  2. 「Actions」もしくは「Behavior」タブをクリックする。
  3. アイコン画面をクリックし、詳細設定を行う。
  4. 追加する際は+マークをクリックする。

セキュリティの設定

必要なユーザーサインインとサードパーティの認証オプション(Googleドライブ、Office 365、Salesforceなど)を使用して、アプリのセキュリティ認証情報を設定します。

  1. エディタの左タブ「Security」をクリックします。
  2. 「Require user signin?」をONにする。
  3. 基本的に「Allow all signed-in users」はONにしない(個人で使う場合のみ使用する)。

ユーザーへのアプリ共有

アプリを共有するユーザーへ招待メールを送信します。セキュリティで「Require user signin?」をONにしている場合、ここで追加したメールアドレスの人にしかアプリが使用できません。容易にユーザー管理が可能です。

  1. エディタの「User」タブをクリック
  2. 「user email」にテキストボックスにメールアドレスを入力
  3. ロボットではありませんにチェックを入れ、招待メールを送信する。
  4. 相手は届いたメールからスマホならアプリをインストール、パソコンならブラウザで使用可能となる。

アプリを改善し、改良を重ねる

使いながらいつでもアプリの改良版を作成できます。ユーザーのフィードバックから、リアルタイムで更新します。アプリユーザーは、再インストールせずにアプリの最新バージョンにアクセスできます。バージョン管理もできるので、以前の使用に戻したいというのも可能です。

まとめ

AppSheetは使える状態になるまでのスピードがほかのノーコードツールに比べて圧倒的に早いです。10人までならアプリ数無制限でテスト運用が可能なので、データを作り始めて5~10分後には仕事で試すことができます。

データもスプレッドシートから入力できるので、よほど大きなデータでなければcsvを取り出してデータベースにインポートしてなどの手間は省けます。

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